声優という職業は、自分自身が輝くことの出来るとても素敵なお仕事です。しかし、その道のりは決して容易いものではありません。皆さんには多くの課題が待ち受けている事でしょう。ですが、絶対に夢を諦めないで下さい。演技を学ぶ事で幅広い教養と多くの専門知識を身につけ、魅力溢れる自立した1人の人間となり、自分の生き方を考えていく。それは自分の夢を叶えるだけではなく、沢山の人達に夢や希望を与える事が出来るようになるのです。多くの期待に応えられる声優になり、共に夢を掴み取りましょう。

EARLYWING GROUP附属養成所
WAHO學院校長
寺井 智之

オーディションなどを見ていると、「台本を読んでいる」と感じることが多く、「芝居をしている」と思える人が少なくなっているように感じます。芝居は自分の日常を出していくものですから、表面上を飾り立てたものでは成立しません。今、声優をめざしている人たちには、「声優になりたい」という情熱は感じられます。ただ、それを現実に変えていくための努力が下手な人が多いです。本当になりたいのであれば、もっと自分から情熱を人に伝える気負いをみせてほしいと思っています。本気でなりたい人には、悩んでいる時間はありません。声優になることに全力を尽くし、前に進むことに集中してください。

代表取締役
浦部 悦太郎

俳優・声優をめざし、日々研鑽に励む皆さん。芸能界や俳優・声優などと聞くと、なにかとても華やかで楽しそうなイメージがありませんか？実態はそんな夢の世界とは程遠い、過酷な現実の世界なのです。その道は一歩一歩苦しく、そして果てしない。しかも本物の道かどうかすら判らない行き止まりの道だらけなのかも知れません。この険しい山に登る前に、今いちど自問自答してみましょう。申し分ない情熱を持ち合わせているか。一歩一歩進み続けて行ける強さがあるか。この世界を理解し、この世界を見極める知恵があるか。この檄をお読みになった皆さん、俳協の門はいつも開いています。

理事長
朝田 孝二

声優を目指す皆様。今一番、何が気になりますか？夢に向かって努力する事、恋愛、人間関係、皆様それぞれの心の中に何かがあると思います。「演じる」自分以外の何かを演じる。まずは自分を知ってください。そして人との付き合いを大事にしてください。窓もないスタジオで一緒に作品を創るのです。いろんな人と出会い、一つ一つの経験を大切にしてください。皆様の目指している世界は不平等で常に他人と比べられるのです。横の人と同じことをしていてはダメです。ひたすらまっすぐ前を向いて、素直な気持ちで一日一日を大切にしてください。時間を取り戻すことは出来ないのだから。

代表取締役社長
長谷川 たか子