
ESP学園で学び始めてから演奏よりもリペアの方が好きになったという青木さんにインタビューをしました!
ーーまずは、当校(専門学校ESPエンタテインメント東京)を選んだ理由を教えてください!
一番の決め手は授業以外の自習時間が多いからです。自習時間には主にフルートの頭部管(吹き口)をつくったりしています。ジャンク品(使えない楽器)を買ってきて修理したり、リッププレートという金属製のパーツを自分でつくった木製のものに付け替えたりして改造しています。ほかにもリードと呼ばれる木の板をマウスピースに固定する金具のことをリガチャーと言って、それを自分でつくったりしています。これらはリペア作業として本来はやらないんですが、それが楽しくて(笑)。

ーー当校のオープンキャンパスに参加したことはありますか?その時に良かったと思うことを教えてください!
地元が奈良県なので、日帰りで説明会に参加しました。ESP学園はとてもアットホームな印象だったので決めました。今でもアットホームな環境の中で授業を受けています。
ーー授業で大変なことや失敗したことはありますか?
修理を同じ姿勢で続けているので、結構腰と首がしんどいですね。
ーー好きな授業や学園生活で楽しいと思う瞬間、達成感を感じた瞬間はありますか?
自分の修理した楽器の調整がうまくできた時や、つくった頭部管やリガチャーが吹きやすいと言ってもらえた時です。修理した楽器がきちんと演奏できるか確認する作業もありますが、やっぱり演奏よりもリペアの方が好きですね。

ーーどんなアルバイトをしていますか?
家から近かったので、スーパーの品出しをやっています。土日の朝からお昼、夕方までやることもあります。
ーー影響を受けたアーティストや芸能人はいますか?
尾崎勇太さんです。なんとなくYouTubeを見ていたらコンサートの配信をやっていて、それを見た時におもしろいなと思ってよく見るようになったのがきっかけです。尾崎さんはフルート奏者としていいなと思っていて、演奏の参考にさせていただいています。
ーーどんな高校生でしたか?
とにかく楽器が欲しくて飲食店でずっとバイトしていました。ほしい楽器を買えるくらいまで貯められたんですけど、その頃にはひとり暮らしを考える時期になってしまいました…。50万円くらいするフルートなんですが、結局今もまだ買えていないです。

ーー将来の目標や夢は何ですか?
ハンドメイドフルートをつくることです!卒業生で修理の工房で独立している方はいますが、製造で独立している方はいないようなので自分が第一人者になりたいですね。
今回インタビューを受けていただいた方(2022年取材時)
管楽器リペアコース2年生 青木 智(あおき とも) さん
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